そぞろ歩きが楽しめるおすすめ「温泉街」

九州、四国地方の温泉地

 

 

九州には有名な別府温泉(大分)があります。実際には別府温泉をはじめ、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、柴石、亀川の8つの温泉地からなっています。共同湯は何と市内に100カ所以上もあり、別府市内のあちらこちらから湯けむりがたちのぼる光景はまさに温泉街の風情を感じさせます。

 

 

レトロな民家、外湯が残る別府駅周辺の路地裏散策はまさに温泉街です。輪地区を中心とした地獄めぐりも別府温泉の名物です。特に海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄は「別府の地獄」として国の名勝に指定されています。

 

 

明礬地区にある岡本屋の地獄で蒸した玉子を使った料理やプリンは別府のおやつとして人気があります。明礬にある山小屋風の建物の中で、地獄を見ながらいただくのがいいでしょう。

 

 

由布院温泉(大分)もいいですね。由布岳のふもとに広がっている温泉郷で、由布院駅から金鱗湖まで、昔ながらのお店、お洒落なカフェなど素敵なお店が多くあって、散策が楽しいはずです。地元の人たちと触れ合える共同浴場も多くあって、手湯や足湯もそぞろ歩きで疲れた際に立ち寄りたいところです。

 

 

熊本には黒川温泉があります。大きな温泉街ではありませんが情緒を感じさせる楽しみがあります。標高700メートルにある原川渓谷、然いっぱいの中にある懐かしさを感じる宿の景観は魅力です。

 

 

四国地方の温泉地では道後温泉(愛媛)でしょう。何といっても明治27年に建造された木造3階建ての公衆浴場「道後温泉本館」の独特の佇まいが非常に魅力的です。道後温泉では、それこそそぞろ歩く観光客も非常に多く感じます。商店街「ハイカラ通り」には、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場するだんご屋のモデル「つぼや菓子舗」など、お土産店や飲食店が並んでいて、坊ちゃん列車が走る光景には大正ロマンを感じるでしょう。