そぞろ歩きが楽しめるおすすめ「温泉街」

中部、北陸地方の温泉地

 

 

中部には、渋温泉(長野)があります。新潟と群馬にも近い長野県下高井郡山ノ内町の渋温泉ですが、石畳の小道に木造旅館が建ち並んでいるノスタルジックな温泉街が特徴です。

 

 

この一帯は「湯田中渋温泉郷」と呼ばれて、昔ながらの風情を漂わせる温泉街は、浴衣姿で草履を鳴らしながら、石畳の小道をそぞろ歩きをするのにまさにピッタリです。昔懐かしい射的場、卓球場、温泉まんじゅうなど期待を裏切りませんよ。足湯を利用するのもGOODです。

 

 

渋温泉の宿泊客は入り放題の9つの外湯(共同浴場)も利用できます。9つの共同浴場はそれぞれ効能が違い、それぞれ雰囲気やお湯を楽しむことができます。この9つの外湯を全部巡ると、「九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿」の御利益があるとされています。最後に薬師如来を祀る「渋高薬師」にお詣りすれば、満願が成就するそうですよ。

 

 

渋温泉の名物と言われている温泉街の小古井菓子店の「うずまきパン」もお勧めです。野沢温泉は長野県北部の標高1650mの裾野にあります。多くの旅館や、宿泊施設が並んでいて、中心部にある湯屋建築の大湯は美しく、更に13の共同外湯があります。大湯の前や、5軒の旅館の玄関先には足湯もあり、温泉街散策時には是非利用したいものです。

 

 

北陸地方の温泉地では山代温泉(石川)がお勧めです。何しろ1300年の歴史を誇る山代温泉です。「湯の曲輪」という風情のある町並みも今なお残されています。共同浴場を中心として温泉宿が建ち並んだ町がつくられた江戸時代の温泉場です。共同浴場は「総湯」と呼ばれ、そこを中心とした町並みは「湯の曲輪」と呼ばれます。

 

 

石川には山中温泉もあります。情緒あふれる山中温泉には、鶴仙渓に架かる総檜づくりの「こおろぎ橋」、S字型のユニークな紅紫色の「あやとりはし」があり、ここから眺める鶴仙渓の景色は素晴らしくて新名所になっています。